おもいつき

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御朱印帳経過記録 神社25冊目

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御朱印帳神社用25冊目は寒川神社のオリジナル御朱印帳。

御朱印は上段右から
 寒川神社、溝口神社、久地神社、二子神社、久本神社、新城神社、坂戸御嶽神社
中段
 出雲大社朝霞教会と摂社荒船神社、馬場氷川神社と摂社の馬場稲荷神社、竹内神社(我孫子)葺不合神社、素羽鷹神社、磐井神社
下段
 大鷲神社と摂社の魂生神社、戸越八幡神社の青海波と12月限定の師走、四季の御朱印、藤森神社(京都)、桃山天満宮

寒川神社は以前に神奈川方面を巡礼した際に。八方除の神社として古くから知られるとのことで、これにちなんだ柄のようです。京都の大将軍八神社をはじめとしてあちこちの御朱印帳を手がけていると思しいところと同じメーカー製ではないかという気がします。印象からだけで根拠はありませんが。
そもそも八方除て何やねんてなりますけど、方角に関係のある厄除けよろず請け負いますというようなことではないかと勝手に解釈しています。

久地神社、二子神社、久本神社、新城神社、坂戸御嶽神社までは溝口神社で代行しているため自転車で巡礼。

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久地神社は以前に見に行ったことがある久地円筒分水のすぐ側に鎮座しています。そういえば円筒分水の先に鬱蒼とした森と階段を見たような記憶が、というかむしろさらにその脇に地図に描かれた謎の丸い池が気になってそちらまで来てみた記憶があります。今はGoogleマップにも「弁天池」と記されていて謎でもなんでもないんですが、当時は無記名でただ地図に謎の二重丸だけが描き込まれていてむしろそっちが円筒分水っぽかたもので。円筒分水は季節柄水量は多くないためちょっと迫力不足で残念。やっぱり見に来るなら田んぼシーズンですね。

出雲大社朝霞教会は以前に参拝済みですが御朱印が新しくなり、摂社の荒船神社の御朱印が追加されたとのことで改めて参拝。足元に立ち位置と参拝順路がバミってある神社。新しい御朱印は2社ともお願いすると水引が付いてセットで見開きになる形式です。

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馬場氷川神社前の御朱印帳からの続き。お正月に向けて量産中だった色紙の書置版のものをいただきました。前の御朱印帳とバージョン違いで2種と、摂社の馬場稲荷神社のもの。ころっとした狐のはんこが可愛いです。あとここの参道脇には機雷が鎮座してます。神社に機雷置くのが流行ってるの? この機雷については境内に不発弾と説明する張り紙があり、不発だったことから火災除け、災難・災厄除け、安全守護の御利益があるとされていました。機雷の不発弾って? という感じですが、こちらによると昭和40年頃に付近の小学校から神社に移設されたものであると紹介する新聞記事があり、さらにその由来についても昭和10年付けで「廃兵器無償下附」「浮標水雷缶」とする記録があるようです。ということでこれが不発弾だというのはどこかで伝言ゲーム的に付いた話ではないかと。
ていうか普通の人は「機雷」「爆雷」「爆弾」がそれぞれどう違うのかとかいちいち気にしないですよね。「これは戦争中に使われていた機雷です」と言われても「ふーん、爆弾かー。丸のまま残ってるってことは空襲のときに落ちてきて不発だったの?」くらいの認識かも。「地雷」はイメージしやすいでしょうけどね。「機雷」が船が通りそうな場所に浮かべておいてぶつかったら爆発するやつ、「爆雷」が潜水艦が居そうな場所を狙って沈めて水中で爆発させてダメージを与えるるやつ、「爆弾」は飛行機から狙って落とすやつもしくは爆発物全般、という感じでしょうか。まあぺたぺた触れる状態で設置してある機雷というのは面白いと思うので個人的にはこれはこれで。

葺不合神社(ふきあえずじんじゃ)と素羽鷹神社の御朱印我孫子の竹内神社神社で代行されています。
鵜葺草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)をお祭りする神社ってたぶん他ではあまり聞かないと思うんですが、珍しいですよね。
海彦山彦の兄弟のエピソードは昔話でおなじみですが、この話で結ばれた山彦と豊玉姫のあいだにできた子供が鵜葺草葺不合尊で、さらにその息子が初代天皇である神武天皇となり、主要な系譜であるわりはにこの方個人の印象がほぼありません。
というか竹内・葺不合という名前の並びがなんというかMayuge的には竹内文書を連想させられる組み合わせ。この自称古文書自体はツッコミどころ満載という風情ですが「ヒヒイロカネ」という伝説上の金属を生み出して和製RPG文化に貢献したという功績は評価すべきかと個人的には思っています。あと「↑ 月 3km」とともにネタ画像として定番の「ピラミッド ↑ キリストの墓→」というえもいわれぬ味のある道路標識を今日の日本で目にすることができるのもこの古文書のおかげです。
いちおう確認してみたところ、この地にあった弁天堂を葺不合神社と称するようになったのは明治39年でちょうどこの竹内文書聖典とする天津教の勃興期と重なりますが、この時点ですでに近隣に葺不合神社と呼ばれる神社が存在しており、これがこの地に合祀され、名前の元になったとのこと。そして竹内神社の由緒はさらに文句なく古いとのことなのでまあこの組み合わせになったのは偶然ということに。竹内文書と関連が有るのではないかというのは濡れ衣のようです。あったら面白かったんですが。
味のある古文書との関連はさておき、弁天池に向かってゆるやかに下り坂になる参道やでっかい芭蕉の株、本殿の緻密な彫刻など見所が色々とある神社です。本殿は周囲の壁、柱問わずあらゆる隙間にこれでもか!といわんばかりにびっしりと彫刻されていて見応えがあります。

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素羽鷹神社の読みは「そばだかじんじゃ」。利根川に沿って下流に向かった方に「側高」と書いて同じく「そばだかじんじゃ」と読むところがありますが、何か関連があるんでしょうか。鎮座地は印旛郡栄町と、代行している竹内神社からは十数kmくらい離れています。以前にそっちの方に出かけたときに参拝だけ先に済ませてました。神社というよりぱっと見公民館か何かのような不思議な建物。周辺の木なんかがちょっと鎮守の森らしからぬ伐採のされ方をしてましたが何かあったんでしょうか。

磐井神社以前に参拝して御朱印も戴いてるんですが、いつの間にやら月替わり御朱印を始められたようなので近くまで来た際に参拝。17年12月の御朱印は銀杏。この他にカラフルな色紙の書置御朱印も枚数限定であるようなんですがこの時はすでに定数に達して終了してました。

大鷲神社(おおとりじんじゃ)は千葉の安食鎮座。以前にも参拝した石のように硬い日本一ご立派なモノをお持ちの神社です。そのご立派な魂生さまの御朱印が新たにできたらしいので近くに行った際に改めて参拝。

戸越八幡神社同じく以前に参拝済み。こちらは月替わりの御朱印や日にち限定、絵入りの色紙の御朱印など御朱印方面の活動が活発なのでいつ参拝しても御朱印待ちの先客がいる印象。ソファーが用意してあったりお茶がいただけたり、待ち時間対策が非常に充実していてこなれた対応という感じがします。しかしあのソファーは雨の時とかどうしてるのかちょっと気になるんですが。

藤森神社は帰省の際に京都の伏見の方まで。検索で見た左馬の御朱印というのが正月三が日限定と書かれていたのでそのためにこのタイミングの参拝だったんですが、どうやら「午年の正月三が日限定」だった様子。次の機会はだいぶ先になります。

桃山天満宮御香宮神社の境内に鎮座しますが摂社ではなく別の神社という扱いの様子。御香宮神社の御朱印にはけっこう待たされるほど列ができてるのにこちらに来ている人はまったく見かけませんでした。良い書体なのに。「『東風吹かば~』って書いたら続きは書かんでもお前ら分かるやろ。察しろ」的な感じも個人的にはわりと好きですが。

 

御朱印帳 経過記録
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 寺院 1冊目   寺院 2冊目   寺院 3冊目
 寺院 4冊目   寺院 5冊目

久々にバレエ小道具

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めっきり更新頻度が落ちてますが、今年は久しぶりにバレエ小道具の工作依頼を貰ってます。というか前回の小道具工作も日記のネタに収録しそびれたままになってるんですけども。
さて、今年の工作依頼は「大八車」だそうです。

…もっかい聞いておきましょうか。

 本当にバレエ用です?

 

御朱印帳経過記録 寺院5冊目

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寺院用御朱印帳5冊目は神社用1冊目、4冊目と同じくHolly Hockの製品。パワーストーンの数珠とか売ってるようなスピリチュアル系の店でたまたま見かけて買ったと記憶しています。

御朱印は上段右から
六道珍皇寺、天寧寺(福知山)、虚空蔵法輪寺(京都)、宝蔵院(豊島区)、元三大師安楽寺常総市)、九品仏浄真寺の阿弥陀如来
中段
同じく浄真寺の五劫思惟、等々力不動尊、医王寺(世田谷)、森厳寺、目青不動尊、勝専寺(千住)の御本尊、閻魔大王、千手観音
下段
同じく勝専寺の大鷲釈迦如来、光明院(流山)、成田山横浜別院、玉川大師、慈眼寺(世田谷)、長安寺(福知山)、養泉寺(福知山)、醍醐寺(福知山)


六道珍皇寺は帰省の際にBROMPTON輪行小野篁が地獄で閻魔大王の補佐をしていたという伝説において、地獄への往路に利用したという井戸があることで有名なお寺です。ちなみに復路に利用したとされる化野の福正寺はすでに廃寺になり、井戸も埋め立てられたとのことなので現在は片道切符となっています。試しに入っったりしない方が無難。Mayugeは受験当時京都市内に住んでまして、友人が見に行きたいと言い出したので連れられて来たことがあり、かなりの年月を経ての二度目の参拝。当時は観光地としてはわりとマイナーでマニアックな名所という感じだった気がしますが、現在は限定版御朱印などもあって定番の一つとなってる様子。タイミング悪くお盆の限定御朱印期間が始まる直前だったため今回は通常版のみ。
天寧寺は福知山市のだいぶ山間に入ったところにあるお寺。子供の頃、母からこの寺に河童の腕だか龍の尻尾だかそんな感じのモノがあるという話を聞いたように記憶していたんですが、今回あらためて調べてみたらどうやら龍の鱗と伝わる物があるようです。

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虚空蔵法輪寺は京都の端っこ、嵐山方面にあるお寺。電気と電波の神様を祀る電電宮があります。残念ながら電電宮御朱印は無し。
宝蔵院は以前に荒川沿いに寺社を参拝した際、時間切れで回れなかったので改めて。

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安楽寺は以前通りすがりに「元三大師」の看板を見かけたため、日を改めて散歩がてら自転車で参拝。福岡堰を経由してぶらぶらまわってみました。境内にある榧の巨木が印象的で、ちょうど時期だったので松脂のような清々しい香りのする実がたくさん落ちてました。この実は食用にもなると聞いたことはあったんですが詳しい加工法を知りません。最近になってニケが果実酒にするレシピを教わってきたらしいのでそのうち機会があれば採取してみたいところ。
あと、付近にあったという古墳の石棺を移設・復元したものが境内のあちこちにあります。庭園という感じに整備されてるわけではないけど掃除がしっかりと行き届いた空間に唐突に石棺だけが点々とあり、ちょっと不思議な光景です。
御朱印はご本尊と元三大師の2種類。元三大師の命日である1/3にはお祭があるとのこと。
九品仏浄真寺は難読駅名クイズの定番、東急九品仏駅の地名の元としての方が一般には馴染みがあるかもしれません。ちなみに読みは「くほんぶつ」です。御朱印はご本尊と五劫思惟の2種。よく整備された広い庭園があって気持ち良いです。

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等々力不動尊等々力渓谷公園と隣接していて東京都区内とは思えない鬱蒼とした森や渓谷があります。この時は気付かなかったんですが古墳などもあるようなのでまた改めてゆっくり巡ってみたいところ。ただしかなり高低差のある急斜面が連続してるので公園内を歩くならそれなりの覚悟が必要です。なんかハイテンションで渓谷の斜面をずんずん歩いてる男性と、もうすぐにでも帰りたいというオーラがひしひしと漏れ出ている女性というカップルとすれ違いました。
医王寺は以前に書いた先代住職が勇者にジョブチェンジしておられるかもしれないお寺。なんとなくどこから入ってよいのか分かりにくい感じの門構え。
森厳寺(しんがんじ)は針供養で有名とのこと。御朱印にご本尊と共に「淡島大明神」の文字がみえますが、境内にある淡島堂には八臂の宇賀弁才天が祀られており、毎年2/8の針供養の日限定で淡島大明神の御朱印が戴けます。「大明神」ということで拝殿前には鐘ではなく鈴が吊してあり、こちらは神社という扱いなのかもしれません。
目黒目黄、目赤に続きまして目青不動尊。こちらもちょっと入口が分かりにくい感じ。あと目白にお参りすれば五色コンプです。黄色を称するところが二ヶ所あるとの噂もありますが。
北千住の勝専寺はちょっとコミカルなデザインの閻魔大王御朱印が目当てで参拝したんですが、チェックしてなかった千手観音、大鷲釈迦如来についても同系統の絵柄で御朱印がありました。
光明院は流山赤城神社に参拝した際に。おそらく元別当寺ではないかなという立地だったので。
成田山横浜別院は伊勢山皇大神宮を参拝した際に建物が見えたんですがその時は時間が足りず、デザフェスで出てきたついでに改めて参拝。大きいのに入り口が分かりにくい、と思ったらどうやらそもそも参道でないところをウロウロしてたもよう。いやなんかこのへんが気になったもので。参拝したとき、ちょうどその日の護摩祈祷が始まるところだったようで、時間があるようでしたらどうぞと声をかけていただいたので遠慮無く本堂に入らせてもらいました。室内で大丈夫かってくらい炎が上がっててなかなかの迫力。ところで護摩壇の上にある天蓋みたいなやつ、ひょっとして焼き肉屋の排煙装置的な機能が付いてる?
玉川大師、慈眼寺は下調べしてなかったんですが瀬田玉川神社を参拝した際に見かけて参拝。玉川大師は地下霊場巡りがあったのでせっかくだからこちらも参拝してみました。照明の使用も撮影も禁止とのことで何も記録はありませんが、降りてすぐ辺りはこれ本当に大丈夫かってくらい真っ暗。鼻を摘ままれても分からないほどの闇とはよく言ったもので、階段を降りて角を曲がるともはやどちらに進めばいいのかすら分かりません。進行方向すら手探りで決めるしかないほどの暗闇とか現代ではそうそう体験できるものじゃないですし、一度入ってみる価値はあると思います。個人的にお勧めです。

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ちなみに本堂脇に「インド伝来 長寿の銅鑼」というものがありまして。どういった謂われがあるのかは不明ですが、一打100円にて寿命を購入することができるようです。さぞやありがたい音がするのだろうと思いますが残念ながら誰かが寿命を延ばしてるところは見ることができませんでした。
長安寺、養泉寺、醍醐寺は帰省した際に実家周辺のお寺を参拝。先ほどの天寧寺も含め、いずれも地元では名刹として知られるお寺です。長安寺、醍醐寺はそれぞれ小学校の遠足の行き先だった記憶があります。

 

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帰省中きのこ

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帰省中にタマゴタケを採取した際に見かけたその他のキノコ諸々。
遊歩道脇に立てられた小さな案内板の中に矢印の向きが間違ってるものが1枚ありまして。それを信じて進んだ結果しばらく獣道を彷徨ってました。
タマゴタケも無く時間的にはただのロスでしたが、その間に可愛らしいキノコを何か所かで見かけたのでまあ結果オーライ。
この赤いキノコはとても目を惹く鮮やかさですがサイズは全体でせいぜい3、4cmくらい。名称不明。

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道っぽいと思ったら進むうちにだんだん怪しげに斜面と同化していき、もうちょっとだけ進んで何も無ければ引き返すかなと思ってたらキノコが出てきたりと誰かに化かされてる気配。霧雨も降ってくるし。
そんな感じで獣道からも外れた斜面の上に見えたキノコの行列。ナメアシタケとかキシメジ科の何かという気配はするものの決め手に欠けます。よってこれまた名称不明。

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あとそこから見えた別の木の幹にも点々とキノコ。同じ種類なようなそうでもないような。
そうやって目の前のキノコにつられてどんどん元の道から逸れていくうちになるほど、人はこうやって遭難するんだなととてもよく納得できました。戻りがけに案内所の人に尋ねてみたところ、「あー、あそこの案内板、どうにかしないとねーってみんなで話してたところなんですよ」とのこと。抜け。今すぐ抜いてこい。

タマゴタケ初採取

タマゴタケというと色が鮮やかで見た目に派手な上、とても味が良いと評判のキノコで、Mayuge的にはいちど採ってみたい(&食ってみたい)あこがれのキノコでして。見た目に紛らわしいキノコが少ないから安心して採取できるのも魅力ポイントの一つといえます。
つくば周辺でキノコ観察をやってるとタマゴタケの色違いバージョンであるキタマゴタケはけっこう見かけることがあります。こちらもタマゴタケに劣らず美味しいキノコとされているようなんですが、こちらはわりと似た毒キノコが存在し、しかも鑑定に失敗すると死ぬる恐れもあるというハイリスクグルメ。Mayuge的にはこういうキノコは避けて通ることにしています。

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ということで数年来その辺に赤いキノコ生えてないかなぁとぼんやりしてたんですが、先日、帰省最終日に実家近くの山でちょっと予定を逸れて遊歩道に入ってみたら目の前に赤いモノが生えてまして。や、これはタマゴタケさんじゃありませんか。奇遇ですな。まあちょっとこっちに来てゆっくりしていきなさいよ。

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ということで初タマゴタケGet。
その後遊歩道を左右をキョロキョロしながら歩いた結果、小さいコンビニ袋に軽く一杯のタマゴタケを採取できました。
お前はそんな都合良く小さいコンビニ袋なんか常時携帯してるのかよって話ですがこの季節は常時携帯してます。

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けっこう大きさにばらつきがありますが一番大きかったものでこのくらい。ちなみに一番最初に見付けた個体です。
しかし昼過ぎには実家を出て茨城に帰る予定。つい採っちゃったけどどうするよコレ。

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ちょっと悩んだんですが、結局実家で刻んでそのままバター炒めにし、それをタッパーに詰めて持って帰ることにしました。
バター炒めの時点で少し味見してみましたがクセが無く、バターに良く馴染んで美味しいキノコです。シャキシャキした食感も良い感じ。そんなことしてたら危うく帰りの電車に遅れそうになりましたがおかげで問題なく持ち帰れました。

つくばに戻ってからシンプルにチーズオムレツにしてみました。パスタとどちらにするかやや迷ったんですが乳製品や卵とよく合うとのことでしたので。
オムレツなんか数年ぶりに作ろうとしたらすっかり手順を忘れていて溶いた卵をいきなり全量フライパンにあけてしまい、成形用の卵液を残しておくのを忘れてました。
ということで無理矢理気味に整形したので中央にクラックが入って見栄えが悪いけどキニシナイ。
タマゴタケ自体は炒めてしまうと色もちょっと褪せて見た目にはインパクトが弱いですが、味はたしかに卵ともチーズともよく合い、味で言えば万人にお薦めといえる美味しいキノコでした。いや素人鑑定キノコ自体が万人にお薦めとは言い難いのでその辺はまあ。
次はぜひ近所で見付けたいところ。

マタタビ酒

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身内に不幸があってこのところちょっと立て込んでました。

先日マタタビらしきものを採取した後、いまひとつ野良猫などに遭遇する機会がなかったんですが、ニケ邸に遊びに行った際に葉っぱをジップロックに入れて持って行ってみたところ、到着するなりチャパティさんがMayugeのカバンに顔突っ込んできまして。
その後ジップロックに喉とか背中とか擦り寄せて転がってました。どうやらマタタビで間違いない様子。

f:id:Mayugeloki:20180821014129j:plain虫えい果の方はどうするかちょっと悩んだんですがとりあえず果実酒にして保存で。
採取した果実は量ってみたらだいたい700gくらいありました。まずは表面を水で洗って一晩くらい軽く陰干し。

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マタタビ酒のレシピについて検索してみたんですが分量は マタタビ:酒:砂糖 が 1:1:1 というものから酒が3倍のもの、砂糖は入れないものなど、バリエーションが色々あっていまいち定まりません。味も想像が付かないし判断の手がかりが無いのでとりあえず梅酒準拠くらいでトライすることに。
今回は

  マタタビ(虫えい果) 700g
  上白糖        1kg
  ホワイトリカー    1L

となりました。
しばらく梅酒とか梅シロップとか作ってみた結果、氷砂糖って使う意味あるの?という気がしてきてるため砂糖は安上がりな上白糖で。

f:id:Mayugeloki:20180821014225j:plainで、忘れないうちにメモしておかないとなーと思いつつ後回しにしてるうちに40日ほど経過したのでひとまず経過記録。現状こんな色合いです。
漬け込み期間についても3ヶ月~半年くらいとレシピによって言ってることがまちまち。というかそもそも猫以外に何の効能があるのかも資料によって言ってることがまちまちでよく分からないんですけど。とりあえず果実酒も猫には効くみたいだから、不味くて何の薬効も無くても猫が酔っ払うなら最低限それでいいやって方針で。

マタタビ採取

f:id:Mayugeloki:20180709013447j:plain先日、出かけた帰りにちょっと山あいの道を通りまして。道中で目に留まったのがこの辺の木。ちょうどニョロ矢印が指してる形になってる茂みです。これはマタタビでは?

f:id:Mayugeloki:20180709013524j:plainマタタビの木は普段あまり特徴の無い葉っぱをしていますが、この時期限定で一部の葉っぱだけが白く色落ちし、木全体に点々と白いまだら模様が散ったような姿になります。‥‥と図鑑的な説明を読んで記憶には残ってたんですが、初めてそれらしいものを実際に見かけました。
とりあえず車を駐められそうな場所を探し、徒歩で戻って手が届きそうな枝葉をすこし採取。帰ってから検索して確認しようと思ってたんですがぞんざいに扱ってるうちに葉っぱがカサカサに乾燥し、さらにこれをうっかり踏みつけてしまって敢えなく粉々になりました。
しかし撮っておいた写真を検索結果と見比べてみるとやっぱりマタタビっぽい感じ。
ということでこの週末、それらしい木を見かけた辺りまでもう一度行ってみました。いや猫酔っ払わせてみたいし。どうせなら自前で調達した方がやり甲斐もあるし。

さて、実際見ながら車で走ってみるとそれらしい木自体は道路沿いにけっこうな数が点在してます。問題は枝まで手が届きそうな場所があまりないことですね。
Mayugeは今まで1枚目と同じような写真だけ見てマタタビの木というと数mくらいの立ち木で想像してたんですが、実際には蔓性の植物らしく、近くでよく見ると2枚目の写真みたいな状態。他の木の表面に覆い被さってることが多いです。

f:id:Mayugeloki:20180709013843j:plainなんとか手の届きそうな場所を探して枝先をちぎってたら実を発見。このふざけた形は図鑑で見た記憶があります。やっぱりマタタビであってる様子。ていうかもう実がなってるのか。

f:id:Mayugeloki:20180709013905j:plainむ、これは虫えい果では。
いわゆる虫瘤です。通常のマタタビの実にハエだかアブラムシだか資料によって言ってることが違う何かの虫が卵を産み付けることによってこのようにデコボコした異常な実になるんですが、マタタビに関してはこの虫瘤付きの実が薬効が強いとして珍重されるとのこと。これはせっかくだから採取せんと。

目が慣れてくると白化した葉に頼らずにマタタビの木を見付けられるようになってきまして、よく見たら虫瘤付きの実もけっこうある、というかこの辺に限って言えばむしろ通常の実がほとんど無いといって良いくらいです。
問題は手の届かない場所が圧倒的に多いことでしょうか。もともと枝葉をちょっと採取するくらいのつもりで来たのでビニール袋とキッチンばさみくらいしか持ってきてません。高枝切りバサミが欲しいところ。いや持ってませんけど。
あと、マタタビの木は沢筋の日当たりの良い場所を好むとされていますが、それはつまりおおむね水際の斜面に生えてるということです。マタタビの木発見、と道路脇に行くとガードレールの外はすぐ斜面でその下に沢、さらに足元を草が覆い隠してるというトラップがよくあります。以前に何かで読んだ「マタタビは危ない場所によく生えている」「マタタビ採取に行って怪我をする人が多い」という話も納得の立地。こんな場所で実を探して上に気を取られてたらそりゃ怪我もしようというもの。

f:id:Mayugeloki:20180709014310j:plain葉っぱだけむしってすぐ帰るつもりが1時間弱くらい採取してコンビニ袋にいっぱいくらいの収穫。
いや、漠然と果実酒だか醤油漬けだかにするという程度の利用法を見た気がする程度の認識しかないんですがつい。

f:id:Mayugeloki:20180709014338j:plain後半になってくるとけっこうでっかい実も見付けました。あらためて真ん中の二つが通常の実、周りの4つが虫瘤付き。
どうも手が届かないくらいの高さに立派な実が多かったため、ここをナワバリにしてる先客がけっこういるのかもしれません。
持って帰った実はとりあえず洗って陰干し中。レシピを探して果実酒あたりにでもしてみようかと。

あと、葉っぱをその辺の野良猫にでも与えて反応を見ようかと夜にウロウロしてみたんですが、こういうときに限って猫が見付かりませんでした。夜の公園に葉っぱを握りしめてキョロキョロしてる不審者が。

アンズタケ採取

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とりあえず先日見付けたアンズタケは翌日即回収しておきました。
小さいコンビニ袋一杯分くらいの収穫。もうちょっとまとまった雨のおかわりで地面が湿ってくれれば第二陣が湧きそうな雰囲気なんですけど、その後カラッカラですね。
あとヤマドリタケモドキも若干採取したんですが数日遅くて状態の良いのがほとんど無かった感じ。このまま梅雨シーズンキノコも終了かなぁ‥‥。

どうも今年のキノコ収穫は出足がいまいちです。

本年度キノコ

f:id:Mayugeloki:20180626210539j:plain今年は気候がおかしかったせいか例年4月後半くらいにあるアミガサタケの発生をまったく見かけませんで。
自家採取キノコ的には出鼻をくじかれた感があった本年度ですが、この週末にかけてよく雨が降ってたせいか道ばたでキノコ発見。テングタケ? ガンタケ? この2種は毎回よく分からないなと思いつつ明確な見分け方を確認してません。食べる予定のないキノコだと鑑定にかける熱意が覿面に低下します。

f:id:Mayugeloki:20180626210625j:plainこのへんが顔を出してるならと例年採取しているアンズタケポイントをチェックに。多くはありませんがこの地点にしては大きめの個体が良い感じに発生しています。が、今日は採取のつもりで出てきたわけではないため装備がありません。主に蚊対策方面の。写真撮ってるだけであっという間に蚊に群がられたので撤収。装備を揃えて近日中に回収に行こう。