タンドリーチキンの親子丼
さて、しばらく前に皇子(読みは「たまにゃふ」)のところで取り上げられてましたいわゆるカレー味の親子丼事件。
ってこれしばらくどころか一ヶ月半も前じゃないか。まあとにかくその頃はMayugeは星ステッキ制作にかかりっきりだったため、話題には参加してませんでした。
で、その後、皇子が宣言通りカレー味親子丼作成のレポート及びレシピを公開してまして、なんか最後にバトンがこちらに向けて投げられていました。
ということで冷蔵庫に放り込んで放置してあったバトンをそろそろ取り出してきてネタに。
親子丼・カレー味というお題ですが、これを聞いてまず思いつくのはやはり「お蕎麦屋さんのカレー丼」。カレールーを和風だしに溶き、ちょっととろみをつけたような感じでしょうか。カレーうどんのつゆを丼にしたような。
とりあえずこれは皇子案とほぼ同じだったため、後手としては何かひねらないといけないわけで。
チキンカレーに温泉卵をトッピングして親子丼と言い張るのも手ではあるんですが、これではBlogのネタにもならないので何かないかなぁと考えた結果、逆にカレーから少し離れてみることにしました。
その結果涌いてきたイメージ、「炭火焼き鳥丼風カレー風味の親子丼」へと舵をとってみることにします。題してタンドリーチキンとオムレツの親子丼。
ということでタンドリーチキン材料。
鶏肉 … 作りたいだけ
ヨーグルト(無糖)… 1カップ
カレー粉 … 大さじ2
おろしニンニク … 大さじ1
おろしショウガ … 大さじ1
ケチャップ … 大さじ1
パプリカ … 小さじ2
塩 … 小さじ1
レモン果汁 … 小さじ2
スパイス類 … 適当
チリペッパー
クミンシード
コリアンダーシード
コショウ
例によってレシピは適当です。入れた量を大まかに書いてますが計量関連の物は一切使ってませんし。スパイス類は混ぜた合計がだいたい大さじ2くらいになりました。スパイスは個別に揃えなくてもガラムマサラを買ってしまうのが楽だと思います。最近はけっこう普通のスーパーのスパイスコーナーでも売ってますし。
まずは下味つけ。
適当な鶏肉を用意しまして、フォークでプスプスつついた後、ジップロックに入れて塩とチリパウダー適量、レモン果汁を振り掛けて軽くもみほぐします。
今回、チリパウダーが無かったので和のコラボレーション・七味を使用。
そのまま冷蔵庫に一昼夜監禁します。
翌日、タンドリーソース作成。
まずはクミンシードとコリアンダーシードを気の赴くままに石臼に放り込んでガツガツ破砕。というか私は単に色々な種が入った小瓶というアイテムが好きでわざわざシードで買って潰してますが、一般的にはパウダーを買うのがオススメ。試作段階ではフェヌグリークも放り込んでみたんですが、これ人力じゃ潰れねぇ。ということで没。
そしてあとはヨーグルトをボウルに放り込んでそこにこのスパイス及びその他の材料を投入、スプーンでかき混ぜます。今度はチリパウダーもちゃんと買ってきました。
ちなみに写真の赤い粉はパプリカです。チリパウダーをこの勢いで入れないように注意。ふたくち食べれば身体が動きだす料理ができます。
もっとお手軽に試してみたければ、ヨーグルト、塩、ニンニク、ショウガ、カレー粉、レモン果汁だけでもそれらしくはなるんじゃないですかね。これくらいなら普通に台所にありそうですし。
パプリカは多分単なる色づけ。しかしいくら入れても店で出てくるような赤いソースにはならないと思ったら、インド料理店のタンドリーチキンは色素で赤くしてるだけとのこと。ということで、このレシピでできるタンドリーチキンはどちらかというと黄色です。店で見るのと同じ赤いのが食べたい人は、このソースに食紅を適量投入するといいでしょう。投入する際に「コチニール!」と唱えると食と安全に関する理解が深まるかもしれません。虫が嫌いな方は「タール色素!」と唱えるといいんじゃないかと思います。
色素嫌いだけど赤くしたいんじゃあ!という人にはチリペッパーという材料が赤い色をしてるというヒントだけを与えておきましょう。
さて、こうやってできたソースをジップロックに追加して袋の上から軽くもみ、再び冷蔵庫で漬け込み。今回は2日間漬けてみました。べつに1日でも3日でもいいような気はしますが、このへんはスケジュールの都合とか味の好みで適当でいいんじゃないですかね。
漬け込みが終わったら魚焼き網で焼く。個人的にはちょっと焦げた感じがいいと思うんですけど、もも肉を使ってみたらものすごい勢いで油が出てきて、さらにそこに引火して焼いているというよりは燃やしているという雰囲気になりました。まあ使う肉はもも肉、胸肉、手羽元どれでもいいと思います。今回は丼にする都合で骨がない方がよかったのでもも肉で。おつまみとかには手羽元が使いやすいと思います。
両面に焼き色を付け、中まで火が通ったら完成。
さて、親子丼に進化。
焼き上がったタンドリーチキンを1cm幅くらいに切り分けて並べ、卵を適当にオムレツ状にして一緒に丼飯の上にトッピング。
最後に皇子へのオマージュとして焦げ目を付けた焼きネギを乗せて完成。
タレをどうしようかなぁと思ったんですが、まずはタンドリーチキンの味をそのまま試してみたかったので今回はタレ無しで。やるとしたらスープカレー風のさらっとしたものをご飯にかける感じですかねぇ。
とりあえずタレの代わりにレモン果汁を軽く振り掛けてみたりしました。
ということでタンドリーチキン、思ったより簡単に店で食べるものに似た味ができます。まとめて作るといいかも。