おもいつき

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柴栗ごはん

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さて、この前の栗ごはん作製の際に書きましたが、普通に売ってるサイズの栗より一回り小さい柴栗というのがありまして。これが職場の敷地内に点々と生えていて、なおかつあまり誰も拾わないので大量に残っています。
で、実家に帰った時に親と話したところ、この柴栗の方が普通の栗より美味しいという重大な証言を得まして。
これは聞き捨てならん情報ですよ! 普通より美味しい物がゴロゴロ地面に落ちてるってどういうことですか! ここは天国か何かか!

さて、そんなわけでしばらく前、週末に職場まで出張っていって、また栗拾いなどやってました。
しかし季節が遅かったらしく、位置を知ってる柴栗の木はもう実がなり終わってまして。

仕方ないのでまだがんばってる木を他に探すべく敷地内を散策。
うちの職場はむやみな敷地面積を誇ってまして、正直自分が働いてる建物の周辺以外はよく知らないんですが、とりあえず闇雲に進んでみます。で、敷地のちょうど反対の端辺りまで来たところで「ここら辺が怪しい!」という天啓が降りてきたため、突如道から逸れて藪の中に吶喊。
進むこと十数m、現役で実をつけている柴栗の木を発見しました。

ニケ来襲の際に栗拾いに行ったのもこの木なんですが、この木を見つけた時のことを話したところ、「それは現代人には必要ない能力だ」と切り捨てられました。
そうやって見つけた栗を処理しきれないくらい拾いまくってる奴に言われたくねぇ。

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さて、そんなわけで収穫結果。
上に乗ってる数個が普通サイズの栗。
柴栗はせいぜい大きめのドングリとかクヌギの実くらいですな。これは確かに一個一個剥いてられないかもしれない。

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ということで考えたのがこちら。
まず鬼皮だけはがした栗を魚焼き網で焼いて、渋皮を焼いてしまえばパリパリはがしていけるんじゃないかと。
これは画期的かもしれんですよ。

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結論から言いますと、非常に上手く焼ければ渋皮を適度に燃やして、それをパリパリとはがしてきれいに剥くことが可能でした。
しかしその適度にというのがくせ者でして、魚焼き網を常に見張りつつ、一個一個焼け具合を確認してまんべんなく火が通るようにひっくり返さないといけません。
これはひょっとして普通に包丁で皮剥く方が楽なんじゃなかろうか。
あと、拾いに来る人がいないから、落ちてから時間の経ってる栗が含まれているため、剥いてみたら虫食いとか、悪くなってる栗の頻度が高かったのも徒労感を増大させます。

さて、なにはともあれ量としては前回と同じくらいの栗を入手したので再び栗ごはん作製。

…なんかイマイチ。
木がそんなに大きくなかったせいか、どうも甘みがそんなに強くなく苦労した割に今ひとつ報われない感じの仕上がりでした。一緒に入れた普通の栗の方が美味しいし。
というか、普通の栗の木のほうはかなりの古木なので、これは比較対象が悪かった可能性もあるんですけどね。やはりこの手の木の実は木が古い方が美味しいですし。
今回、天啓に従ってウロウロした結果、もう実は終わってるけど今回収穫した木より良い実を付けていたっぽい木を何本か確認したため、来年はこの辺を試してみることにします。